幹機能・上肢機能と
運動連鎖を理解し、
効果検証した脳機能からの
出力変化を用い、
運動器疾患・脳神経疾患に適応する
ニューロリハの必要性。
~ 整形外科疾患 & 姿勢制御シリーズ vol,1 ~
『 整形外科疾患と姿勢制御?脳機能関係するの? 』と疑問を感じた先生は、現状よりさらなる効果を出せる内容。
その一証拠に、整形外科疾患に対して、骨・関節・筋力アプローチなどでは、なかなか効果を出せず疼痛・動作改善が難しい症例も臨床で経験する。
整形外科疾患は疾患学の障害だけでなく、脳機能の変化が筋収縮に関与している事実を学び、現在の治療に、脳からの出力変化を用い治すことが重要。
もちろん、脳機能の知識は脳血管疾患にも応用でき、今回の受講において、整形外科疾患の体幹・上肢機能と、脳血管疾患の双方も学べ、治療アプローチが各々の手技に+αできる内容です。
例えば、骨折による痛み・循環障害などから、姿勢・動作障害を考えると思います。
循環障害 ⇒ 感覚障害をまねき、脳のマッピングに変化が生じ、脳指令に伴う筋収縮が障害。
つまり
【 筋収縮改善 = 整形外科アプローチ + 脳から出力変化 】
が必要である。今までのリハビリに、脳機能からのメカニズムを取り入れて実施するだけです。
従って、筋収縮促通には
『筋実質の回復』と『脳のマッピングを考慮した分析・治療』
が重要であり、効果検証した複数症例からお伝えします。
① 患者さんの効果だけに必要な筋機能回復の知識(筋実質の機能)
② 感覚障害による脳の変化・筋収縮低下のエビデンス・理論
その手がかりとなる臨床的思考として【生理・解剖学的視点】【運動学的視点】【神経筋の視点】の『3つの視点』から患者様を考えていきます。
もちろん整形外科疾患の基礎的な知識も行い、それに加えて、臨床に使える部分だけに絞り、必要な知識だけを学べるよう準備しています。
午前中に、患者さんを治す筋収縮のメカニズムを上記3視点から理解します。
① 受傷による損傷
② 筋肉への栄養学
③ 骨折のリスク管理
④ インナーの収縮方法
⑤ 損傷による脳へのフィードバック障害
⑥ 脳からのフィードフォーワードメカニズム
特に臨床で困難かつ苦手な部分の⑤⑥は午後からも患者様のレントゲン画像や姿勢から考え、臨床に生かせるようにしています。
最後の1時間ほどでこれらの臨床で使える知識から、治療する際の触診方法を提示し体感して頂く予定です。
今後、後輩指導、実習生指導、新人教育、症例発表など担当する機会や、臨床で多く介入機会の多い内容と思います。
ご参加される先生は運動着のご準備をお願いします。