最新知識・実技提示セミナー
脳画像は「情報収集」と「症状の理解」に使用される傾向があります。
これでは患者様の回復が難しくて当然です。
理由は、活動・参加の改善には“姿勢・動作”の理解が必須であるからです。
つまり脳画像から、姿勢・動作に反映するだけで効果が全く違います。
例えば、手指や足趾が麻痺している患者様を想像してください。
その方の「肩・体幹・股関節」は健常者と同じでしょうか?
答えは「健常者と異なり、内旋や側屈、屈曲」などが認められます。
脳画像から部位・機能・症状だけで解読した場合、危険です。
脳画像から患者様の姿勢・動作に反映できるように解説します。
たった2本の線を脳画像に書くだけで容易に理解が深まります。
運動野の手の領域が障害 → 『手』の治療では回復が乏しくて当然 促通すべきハンドリング部位・方法は、運動野に入力される神経路を賦活するだけで、効果を感じられます。
運動麻痺の他に、過去1万人以上の受講した先生から“感覚麻痺”に関しても多く質問を受け、本講座では、新しい医学を元に“体性感覚”を解説します。
臨床で行っている感覚検査は「活動・参加への関与が少ない事実」をエビデンスも紐づけ解説。
活動・参加改善がgoalなのに、感覚検査の評価・統合と解釈をした時点で効果が少ないことが妥当です。
患者様に使える新しい感覚評価を解説・提示します。
「BRSⅡは収縮が若干認められる状態」だけの認識では臨床で悩むことが多くなる。
神経細胞は使用すれば増加、不使用は減少していく。
改善した脳神経経路を賦活するのも・枯渇させるのも他の医療者では成す術がなく、療法士だけが担え、予後に反映できます。
その脳神経経路を学び、賦活するリハビリを行うだけです。
BRSⅡの理解を深め、知識・実技提示を参考にいただければ幸いです。
バランスは、整形外科的視点・脳神経学的視点が必須です。
・整形外科疾患でも脳神経学的アプローチが必要
・脳血管疾患でも運動学的アプローチが必要
従って本講座では「運動学的効果が脳内でどのように処理・統合され、筋収縮を促すのか」を解説し、その後、脳血管疾患におけるバランス介入方法を提示します。
座位バランス・立位バランスなど、バランス改善を試みる際に、総合的にアプローチできるよう参考にしてください。
その他、半側空間無視も簡単に理解できるよう準備しています。
・半側空間無視は麻痺側からアプローチした方が良いよ。
・非麻痺側からアプローチした方が良いよ。
様々な指導を臨床で試みていると思います。
半側空間無視になってしまう原理が理解できれば、どちらからの介入がより良いか明らかです。
治療方法として特に臨床で悩むことの多い『座位』でのアプローチを視覚と体性感覚の融合から行う方法を提示します。